ChatGPTを試してみた2023/06/19 16:39

ChatGPTを試してみた。

GPTとは Generative Pre-trained Transformer の意だそうだ。

日本語に訳すと「生成可能な事前学習済み変換器」(wikipedia)。

だがこれでは正直、何のことか分からない。

Chatはおしゃべりをするという意味の英語で、ここでは問合せに答えるという意味の対話型を意味するらしい。

Generative というのは、インターネットに保存されているデータから、目的とする情報を新たに生成すると言う意味らしい。

Pretrained というのは1から情報を作り直すのではなく、既に生成された関連情報に新たな情報加えて生成しなおすという意味らしい。

Transformer は、作成された情報を、自然言語に翻訳する言語モデルと言う意味らしい。

「らしい」と書いたのは、これらの言葉が、いわゆるAIに関する専門用語らしく、我が知識ではこの程度にしか理解できないので「らしい」と書いた。

インターネットで ChatGPT の使い方の情報を探し、質問欄に「トンネルを抜けたら」 と入力して見た その回答が下記である:

   光が広がっていました。

   トンネルを抜けると、広大な風景が広がっています。眼前には美し
   い自然の景色が広がり、青々とした草原や山々、遠くには青く輝く
   海が広がっています。空気は清々しく、心地よい風が吹き抜けてき
   ます。

   周囲には鳥のさえずりや木々のざわめきが聞こえてきて、自然の
   営みを感じることができます。トンネルの暗さから一気に明るさに包  
   まれた瞬間、心が軽やかになり、新たな冒険や発見の気持ちが湧
   いてきます。

   トンネルを抜けた先には、未知の世界が広がっているかもしれませ
   ん。新しい出会いや経験、驚きや感動が待っているかもしれませ
   ん。この広い世界で自分自身を見つけ、成長し、新たな可能性を追
   求していくことができるでしょう。

   トンネルを抜けた瞬間は、過去の制約から解放され、新たな未来へ
   の一歩を踏み出す瞬間です。どんな未来が待っているのか、自分
   自身で探求してみるのも素晴らしい冒険です。

実は、川端康成の「雪国」の冒頭部のつもりで入力したのだが、どうも正しくなかったようで、このような回答が出た。

続いて、箱根旅行をするために最近 歩くのがきつくなっているので「箱根をあまり歩かずに観光」 と入力してみた。ChatGPT の回答が下記である。

   箱根は美しい自然景観や温泉などで知られる日本の人気観光地
   です。歩かずに観光するためには、以下のような方法があります。

   ロープウェイやケーブルカーを利用する: 箱根には多くの山や峠が
   ありますが、ロープウェイやケーブルカーを利用すれば、山頂や景
   観ポイントに簡単にアクセスできます。例えば、大涌谷や箱根山の
   頂上へはロープウェイがあります。

   バスツアーに参加する: 箱根では観光バスツアーが多く開催されて
   います。これに参加すれば、主要な観光スポットを効率的に回るこ
   とができます。バスツアーでは、ガイドが案内をしてくれるので、歩
   かずに観光を楽しめます。

   観光船に乗る: 箱根湖では観光船が運航されており、湖上から景
   色を楽しむことができます。観光船に乗ると、歩かずに箱根の美し
   い景色を満喫できます。

   乗り物を使った観光スポット巡り: 箱根には乗り物をテーマにした観
   光スポットもあります。例えば、「箱根湯本駅」周辺にはSL列車やト
   ロッコ列車があり、それらの乗り物を楽しみながら観光することがで
   きます。

   観光地周辺の散策: 箱根には美しい景色を楽しめる散策ルートも
   あります。例えば、芦ノ湖周辺や湖畔の遊歩道を散策することで、
   自然を満喫しながら歩かずに観光ができます。

何とも それらしい答えがきちんと出てくるのは驚きであった。

まだ使ったことはないが、翻訳も可能 らしい。

   ・もっと礼儀正しくに
   ・もっと短く

など、翻訳にいろいろ 条件をつけることが可能なようだ。

「爆弾の作り方」などと入力すると情報はありません と答えが出るようだ。

そのような危険なことへの情報はあらかじめブロックすることになっているらしい。しかし、それは ChatGPT を提供している組織が、そのように設定しているかららしい。

従って 別の組織がこのようなサービスを提供したらどうなるのかなと気になる。

ChatGPT は、非常に高度な内容を含む文章まで生成可能だという。論文をそれらしく作ることも可能なようだ。

しかし、もととなる情報はインターネット上に存在している情報であり、さらに事実かどうかよりも単語の出現頻度や相互関係を考慮して文章を作成することなどから、正確ではない回答を返す可能性があるという。

学習するデータに最新の情報が含まれないので、直近の出来事に関する質問も苦手らしい。

与えられたテキストの意図を完璧に理解できず、期待した回答とは異なる回答をする可能性もあるという。

生成された文章は鵜呑みにせず、自身で内容の真偽を確認することが必要とのこと。

なんとなく使ってみたが、Google検索で情報を探すのに比べ、特段便利だとか優れているという印象は今のところない。