ベッドにした2013/10/14 16:41

子供の時から、つい先日まで、70年以上布団で寝起きをしてきた。これを最近、ベッドに替えた。

ベッドにした理由は、

・布団から起き上がるのに一踏ん張りしなければならなくなったこと
・夜中に手洗いに起きることが定常的になり身軽に起き上がれないことがあること
・現在の6畳和室の寝室は雨戸を閉めると陽は全く入らず夜明けを感じにくいこと
・布団の上げ下げが面倒に感じられるようになったこと
・オーディオーのあった部屋(約15畳)がオーディオを処分したことで部屋に余裕ができたこと

である。

30代後半から4半世紀以上楽しんできたオーディオを難聴でここ10数年聴けなくなってしまったので処分したが、その処分で得た収入をベッド購入に充てた。

楽になることばかりを期待してベッドにしたのだが、ふと、知り合いの方が、以前、ベッドから転落して鎖骨骨折をしたことを思い出した。その話をかみさんにしたら、かみさんの知り合いでもベッドから転落して体調をおかしくした人がいるという。

これまで、旅行などをして、ベッドから落ちたことは一回もないのだが、旅行中といういささか、緊張感のある状況での経験に頼って大丈夫かという気もする。

そこで、以前転落して骨折した方に、その後どのような対策を採ったかを訊いてみた。写真(上)のような、転落防止柵を家具店で調達し使っているとのこと。

かみさんに見せてみたが、あまり興味を示さない。要らないという。

もう一人相談した方からは、お嬢さんが子供の頃、転落していたが、ダブルにしたら落ちなくなったという。確かにシングルは、狭い。

カミさんにせめてセミダブルにしないかと話してみたが、「大きいベッドは部屋が狭くなる」と言い、「シングルで良い」と言う。

というわけで、特段の転落防止対策をしないまま、シングルベッドを使い始めた。今日で、2週間間使用したことになる。目下のところ、転落していないし、しそうになった気配もない。

だからといって安心してるわけではない。床は、板の間だし、ベッドの高さは、48cm位ある。これを転落したら、結構衝撃は大きいのではないかと思う。しかも、もう若くない故、怪我もしやすいだろうという不安もある。

上記の骨折をした知人は、小生とほぼ同い年だが、骨年齢は40代と医者に言われたというほどの健康な人である。「落ちたことはない」、「落ちる気配もない」といっても、何かあってからでは遅いという気はする。

ベッドの片側を、壁に接するようにすれば、落ちる確率は半分になるわけだが、我が家の場合、壁に接するようには置きにくい。

間を少し空け、ベッドの頭部を壁に接する様にしてある(写真下)。
この方が周りが広々として気分は良い。

ベッドに敷くマットは、固めのものを選んだ。これは大正解だった。せんべい布団になれた身故か、大変寝心地が良い。

朝目覚めて、手洗いや、着替えに起きるのにも実に楽である。着替えもベッドに腰掛け楽々とできる。

ベッドの頭部に、少しへこんだ棚があり、このへこみの上部に灯りの付いたものにしたが、これが実に具合が良い。

これまでは、枕元でスタンドを点けて本を読んでいたが、かみさんに眩しいと言われ嫌われていた。枕元だけ明るく隣のかみさんのベッドの方にはあまり明かりが行かない。

新しい寝室の方には、小さな窓が西北方向に一つあり、これが夜明けの明かるさを部屋に送り込んでくれる。目下、転落の心配以外、不安・不満はない。