獺祭を味わう2018/07/15 21:57

獺祭という日本酒があり、大変有名だというのを聞いたのは1年位前だったろうか。ボランティアで主宰していたパソコンクラブの女性メンバーに教えてもらった。

ダジャレではないが、ダッサイとはダサい名前だなとその時は感じた。

文字通り見れば、獺(カワウソ)のお祭りということになる。日本酒と獺とどういう関係があるのか不思議に思っていた。

蔵元の所在地の地名に獺の文字があり、それに因んだ商標らしい。

えらく精米率の高い酒を作っているようで、値段もかなり高いだろうと予想していた。

造り酒屋の何代目かの社長が、伝統の日本酒づくりを科学的に分析、データー化し、杜氏を使わないで、日本酒を作っているという話を聞き、それで美味いのかなと疑問も感じていた。

70代最後の誕生日を迎えた折、息子がお祝いにと持ってきてくれた。精米歩合39%とあった。

それを息子と一緒に味わった。爽やかな味だなと感じた。

6月末に健康診断で、糖尿病ですと診断され、晩酌は1合程度とし、それまで食後に飲んでいた、ワイン、あるいはウォッカをオレンジジュースで割ったカクテル、あるいは、甘いリキュールなどを止めることにしたので、4合瓶が4日持った。

その後、いつもの純米酒に変わったのだが、これが、獺祭の爽やかな飲み口を強く思い出させる結果となった。

通常の純米酒は、後口がなにか残るものがある。獺祭の後口の爽やかさは際立っていることを知った。

晩酌に毎日飲める酒ではないが、何かの折には、また、賞味したいと思う。

山口にある、この蔵元は、先般の豪雨の被害を受け、製造が中止されているとのニュースがあった。