動かないPCをUbuntuに修復 ― 2019/02/02 17:01
3年前まで主宰していたパソコンクラブのメンバーだった方から、動かなくなったPCがあるが興味あるなら譲るとのメールをもらった。
動かなくなり、新しいものに買い換えるという話を聞いた時、廃棄するなら、譲って欲しいと言ったことを覚えていてくれた。
彼女が公民館に来る日と時間を合わせ、もらいに行った。
特にPCが欲しかったわけではない。動かなくなったというのがどういう状態なのか、修復出来ないかに興味があったからである。
家に持ち帰り、PCに電源をつなぎ、起動してみた。最初にメーカーのロゴが出たが、ソレっきり真っ黒のままとなった。
いろいろ、いじっているうち、自動修復をするかとの画面が出たので、「自動修復」をクリックした。然し、結果は、「修復できませんでした」というものであった。
「セーフモード」でも試したが、起動しない。
どうしたものかとしばらく考え込んだ。
その後のインターネット検索で、この自動修復については、もっと時間をかけて様子を見るべきだったようだと知った。
だが、そうはせず、インストール済みのWindowsが動かないなら、Windowsを最初からインストールしなおせばどうかと考え、現在は使っていないWindows7のインストールディスクを使い、最初からインストールし直してみた。
インストールは出来た。だが、なぜか、インターネット接続が出来ない。現在使っている無線LANルーターからLANケーブルで直接接続しているのだが、認識されない。そのため、Windows Updateができない。
そこで、無料OS Ubuntuはインストールできるかと思いつき、インストールした。できた。しかも、インターネット接続ができる。
WebブラウザーChromiumをインストールし、普段使っているGoogle ChromeでのWeb閲覧や、Gメールを同期させてみたが、これもうまくいく。
Ubuntu付属のマイクロソフトと互換性のあるLibre Officeも問題なく動く。ウェブラウザーFirefox、メールソフトThunderbirdもうごく。これで、このPCをUbuntuのPCとして使えることがわかった。
しばらくこのPCでUbuntuをつかい、Ubuntuに慣れ、楽しんでみようと思う。
動かなくなり、新しいものに買い換えるという話を聞いた時、廃棄するなら、譲って欲しいと言ったことを覚えていてくれた。
彼女が公民館に来る日と時間を合わせ、もらいに行った。
特にPCが欲しかったわけではない。動かなくなったというのがどういう状態なのか、修復出来ないかに興味があったからである。
家に持ち帰り、PCに電源をつなぎ、起動してみた。最初にメーカーのロゴが出たが、ソレっきり真っ黒のままとなった。
いろいろ、いじっているうち、自動修復をするかとの画面が出たので、「自動修復」をクリックした。然し、結果は、「修復できませんでした」というものであった。
「セーフモード」でも試したが、起動しない。
どうしたものかとしばらく考え込んだ。
その後のインターネット検索で、この自動修復については、もっと時間をかけて様子を見るべきだったようだと知った。
だが、そうはせず、インストール済みのWindowsが動かないなら、Windowsを最初からインストールしなおせばどうかと考え、現在は使っていないWindows7のインストールディスクを使い、最初からインストールし直してみた。
インストールは出来た。だが、なぜか、インターネット接続が出来ない。現在使っている無線LANルーターからLANケーブルで直接接続しているのだが、認識されない。そのため、Windows Updateができない。
そこで、無料OS Ubuntuはインストールできるかと思いつき、インストールした。できた。しかも、インターネット接続ができる。
WebブラウザーChromiumをインストールし、普段使っているGoogle ChromeでのWeb閲覧や、Gメールを同期させてみたが、これもうまくいく。
Ubuntu付属のマイクロソフトと互換性のあるLibre Officeも問題なく動く。ウェブラウザーFirefox、メールソフトThunderbirdもうごく。これで、このPCをUbuntuのPCとして使えることがわかった。
しばらくこのPCでUbuntuをつかい、Ubuntuに慣れ、楽しんでみようと思う。
学習が面倒になってきた ― 2019/02/09 11:37
3年前まで、パソコンの使い方を、熟年者に教えるボランティアをやっていた。
教える立場であるから、パソコンの新しいソフトや周辺機器があると、評価を雑誌やインターネット情報で確認し、あまり時間をおかずに入手し学習し、人に紹介していた。
現在も雑誌2冊購読を続け、新しい情報を調べてはいる。しかし、最近、新しい情報や技を試したり、利用することに、以前ほど、気が乗らなくなっているのを感じている。
新しい技の情報があっても、現在使っている方法より、よほど便利だと得心しないと手を出す気にならない。新しい方法に特に便利さを感じなければ、結局、今までの方法を続けることになり、新しい情報や技は試したことすら忘れてしまう。
また、新しい方法の手順を面倒に感じることが多くなった。現在の方法で不便を感じない場合、新たな方法には手を出す意欲がでない。また、解説が分かりやすくないと試す気にならない。
それで、ふと気がついたことがある。これまで、友人・知人がパソコンの不調を訴えたり、やり方が分からないなどの相談を受けると、喜んで手助けしていた。
本人がパソコン不得手を自認し、パソコンの調整や設定をこちらに任せっぱなしにしてきた友人がいる。新しいOSの導入や、ルーター接続、インターネット設定などのほか、トラブルの解決も、殆ど全て引き受け対処してきた。
あるとき、トラブルで我が家にパソコンを持ってきてもらい、調整をする中で、「パスワードを入れてくれ」といったら、「すべてお前に任せてきた、俺がそんなもの覚えている訳がない」と高言したのには驚いた。
ところが、難聴がひどくなり、電話での応対が、難しくなったためメーカーに問い合わせる方が早いと思うことは、こちらが引き受けるのではなく、本人が電話で問い合わせることを勧めるのだが、パソコン不得手を自認する彼は、それを面倒臭がる。
1つには、サポートにつながるまでに時間がかかることがある。15分も再ダイヤルを続ければ殆ど繋がるのだが、慣れないこともあってかやりたがらない。
新しく買い揃えたWiFiルータでのインターネット接続がやけに遅いというので、我が家に持ってきてもらい、あれこれ調べたが、我が家では問題なく接続できる。
彼の家に、手持ちのノートパソコン2台を持っていき、接続してみたが問題なく接続できる。パソコンの性能が足りないようだから買い替えたらどうかと勧めたが、彼はその気にならない。
彼のパソコン利用は、インターネットとメールそして、文書作成と表計算が殆ど全てであり、インターネット接続の遅いこと以外は、なんの不自由もないという。
結局、解決しないまま、そのままになっている。
そのうち彼は、メールやインターネットは、スマホでやると言い出し、スマホのメールアカウントを取得し、WiFiルーターは解約したいと言ってきた。
解約の手伝いは喜んですると言ったが、何故そのような面倒をするのかと思う。というのは、インターネットは別として、メールはプロバイダーメールをGメールで送受信しており、スマホでGメールを読めるのにそれをやろうとしない。
スマホにGメール設定をするのが面倒ということらしい。もともと、スマホを持っていながら、メールをスマホで見ることはせず、かと言ってLINEを使うわけでもない。
彼のパソコンのWindows7をWindows10にアップグレードしてやったが、その際かなりの期間パソコンを預かった。「受信メールがあったら、電話で知らせてくれ」という。メールはスマホで読めるよというのだが、スマホのメールは字が小さいといい、こちらで受信を確認し知らせてくれと言ってはばからない。
要は、スマホにそのような設定を自分でするのが面倒だということだろう。
然し、流石に、自宅でのメール接続が遅いことに苛立ち、スマホのメールに変更することにし、メールアドレスの変更を伝えてきた。
メールアドレスの変更などせずとも、Gメールをスマホで読めるようにすれば、済む話をわざわざスマホのメールアカウントに変更した。
彼の気持ちとしては、パソコンになにか問題ある都度いちいちこちらに相談して解決せねばならぬのが我慢ならなくなったようだ。
スマホであれば、スマホの販売店やサービスショップに持っていけば簡単に解決してくれるということらしい。
あるいは、メールとインターネットをスマホで見ることにし、WiFiルーター契約とプロバイダー契約を解約することで、経費が節減できることもその理由かもしれない。
ある時、彼の曰く「WiFiルータの契約をインターネットでせねばならないのは面倒極まりない。以前使っていたドコモのWiFi接続機器の場合、サービスショップに行けばすぐ解約できた」
「わざわざ出掛けなくても、自宅で解約手続きができるのだぞ」といったのだが、「それが面倒で嫌だ。サービスショップに持って行き面談で解決してもらう方が俺には楽だ」と言ってはばからない。
以前なら、その考え方に強く反論したと思うが、今回は反論をしなかった。新しいことを覚えるのが面倒で、殊に、苦手としているパソコンでの操作を1から手探りでやる気が起きないという気持ちがわかるようになってきたからだ。
そして我が身であるが、上に書いたとおり、いろいろ新しい技が、雑誌やインターネットで紹介されるが、一度やれば済むようなものは、やってみても、後であまり覚えてないことが多くなった。
あまり面倒くさい手順を踏まねばならないものは、現在の方法より間違いなく便利だと得心しない限りやってみた所で、あまり使う気にはならない。しかも、便利な機能は、大抵、いろいろ覚えねばならぬことが多いものだ。
自らが、そのような気持ちに変わったことで、ふと反省したことがある。ボランティアでパソコンを教えていた頃、学んでいる人たちに、同じ気持ちを起こさせていたのではないかということだ。
放送大学の学生をまだ続けているが、最近聴講した「遠隔学習のためのパソコン活用」という教科書に「情報社会とは生涯に渡って、学習し続けていく必要がある社会である」という言葉があった。
また、「パスワードを聞かれたら、聞いた人は犯罪者であると断定してほぼ間違いない」というのもあった。
とどまることなく、技術革新が進み、ウィルスメールや、詐欺メールの手練手管も、どんどん変化するパソコンの世界、いつまでついて行けるかという思いが頭をよぎる。
つい数年前まで、パソコンボランティアを手伝ってくれていた、7歳年長の方が、3年くらい前、メール交信の仕方がわからなくなったと言い、メール交信が以後途絶えてしまっている。
いつまで学習し続けることができるだろうかと不安は禁じ得ないが、やれる限りやろうという気だけは持ち続けたい。
「パソコンは使わないと絶対に覚えられない」、「パソコンは頭で覚えるものではない手で覚えるものだ」と言い続けてきたが、これは今も真理だと確信している。
教える立場であるから、パソコンの新しいソフトや周辺機器があると、評価を雑誌やインターネット情報で確認し、あまり時間をおかずに入手し学習し、人に紹介していた。
現在も雑誌2冊購読を続け、新しい情報を調べてはいる。しかし、最近、新しい情報や技を試したり、利用することに、以前ほど、気が乗らなくなっているのを感じている。
新しい技の情報があっても、現在使っている方法より、よほど便利だと得心しないと手を出す気にならない。新しい方法に特に便利さを感じなければ、結局、今までの方法を続けることになり、新しい情報や技は試したことすら忘れてしまう。
また、新しい方法の手順を面倒に感じることが多くなった。現在の方法で不便を感じない場合、新たな方法には手を出す意欲がでない。また、解説が分かりやすくないと試す気にならない。
それで、ふと気がついたことがある。これまで、友人・知人がパソコンの不調を訴えたり、やり方が分からないなどの相談を受けると、喜んで手助けしていた。
本人がパソコン不得手を自認し、パソコンの調整や設定をこちらに任せっぱなしにしてきた友人がいる。新しいOSの導入や、ルーター接続、インターネット設定などのほか、トラブルの解決も、殆ど全て引き受け対処してきた。
あるとき、トラブルで我が家にパソコンを持ってきてもらい、調整をする中で、「パスワードを入れてくれ」といったら、「すべてお前に任せてきた、俺がそんなもの覚えている訳がない」と高言したのには驚いた。
ところが、難聴がひどくなり、電話での応対が、難しくなったためメーカーに問い合わせる方が早いと思うことは、こちらが引き受けるのではなく、本人が電話で問い合わせることを勧めるのだが、パソコン不得手を自認する彼は、それを面倒臭がる。
1つには、サポートにつながるまでに時間がかかることがある。15分も再ダイヤルを続ければ殆ど繋がるのだが、慣れないこともあってかやりたがらない。
新しく買い揃えたWiFiルータでのインターネット接続がやけに遅いというので、我が家に持ってきてもらい、あれこれ調べたが、我が家では問題なく接続できる。
彼の家に、手持ちのノートパソコン2台を持っていき、接続してみたが問題なく接続できる。パソコンの性能が足りないようだから買い替えたらどうかと勧めたが、彼はその気にならない。
彼のパソコン利用は、インターネットとメールそして、文書作成と表計算が殆ど全てであり、インターネット接続の遅いこと以外は、なんの不自由もないという。
結局、解決しないまま、そのままになっている。
そのうち彼は、メールやインターネットは、スマホでやると言い出し、スマホのメールアカウントを取得し、WiFiルーターは解約したいと言ってきた。
解約の手伝いは喜んですると言ったが、何故そのような面倒をするのかと思う。というのは、インターネットは別として、メールはプロバイダーメールをGメールで送受信しており、スマホでGメールを読めるのにそれをやろうとしない。
スマホにGメール設定をするのが面倒ということらしい。もともと、スマホを持っていながら、メールをスマホで見ることはせず、かと言ってLINEを使うわけでもない。
彼のパソコンのWindows7をWindows10にアップグレードしてやったが、その際かなりの期間パソコンを預かった。「受信メールがあったら、電話で知らせてくれ」という。メールはスマホで読めるよというのだが、スマホのメールは字が小さいといい、こちらで受信を確認し知らせてくれと言ってはばからない。
要は、スマホにそのような設定を自分でするのが面倒だということだろう。
然し、流石に、自宅でのメール接続が遅いことに苛立ち、スマホのメールに変更することにし、メールアドレスの変更を伝えてきた。
メールアドレスの変更などせずとも、Gメールをスマホで読めるようにすれば、済む話をわざわざスマホのメールアカウントに変更した。
彼の気持ちとしては、パソコンになにか問題ある都度いちいちこちらに相談して解決せねばならぬのが我慢ならなくなったようだ。
スマホであれば、スマホの販売店やサービスショップに持っていけば簡単に解決してくれるということらしい。
あるいは、メールとインターネットをスマホで見ることにし、WiFiルーター契約とプロバイダー契約を解約することで、経費が節減できることもその理由かもしれない。
ある時、彼の曰く「WiFiルータの契約をインターネットでせねばならないのは面倒極まりない。以前使っていたドコモのWiFi接続機器の場合、サービスショップに行けばすぐ解約できた」
「わざわざ出掛けなくても、自宅で解約手続きができるのだぞ」といったのだが、「それが面倒で嫌だ。サービスショップに持って行き面談で解決してもらう方が俺には楽だ」と言ってはばからない。
以前なら、その考え方に強く反論したと思うが、今回は反論をしなかった。新しいことを覚えるのが面倒で、殊に、苦手としているパソコンでの操作を1から手探りでやる気が起きないという気持ちがわかるようになってきたからだ。
そして我が身であるが、上に書いたとおり、いろいろ新しい技が、雑誌やインターネットで紹介されるが、一度やれば済むようなものは、やってみても、後であまり覚えてないことが多くなった。
あまり面倒くさい手順を踏まねばならないものは、現在の方法より間違いなく便利だと得心しない限りやってみた所で、あまり使う気にはならない。しかも、便利な機能は、大抵、いろいろ覚えねばならぬことが多いものだ。
自らが、そのような気持ちに変わったことで、ふと反省したことがある。ボランティアでパソコンを教えていた頃、学んでいる人たちに、同じ気持ちを起こさせていたのではないかということだ。
放送大学の学生をまだ続けているが、最近聴講した「遠隔学習のためのパソコン活用」という教科書に「情報社会とは生涯に渡って、学習し続けていく必要がある社会である」という言葉があった。
また、「パスワードを聞かれたら、聞いた人は犯罪者であると断定してほぼ間違いない」というのもあった。
とどまることなく、技術革新が進み、ウィルスメールや、詐欺メールの手練手管も、どんどん変化するパソコンの世界、いつまでついて行けるかという思いが頭をよぎる。
つい数年前まで、パソコンボランティアを手伝ってくれていた、7歳年長の方が、3年くらい前、メール交信の仕方がわからなくなったと言い、メール交信が以後途絶えてしまっている。
いつまで学習し続けることができるだろうかと不安は禁じ得ないが、やれる限りやろうという気だけは持ち続けたい。
「パソコンは使わないと絶対に覚えられない」、「パソコンは頭で覚えるものではない手で覚えるものだ」と言い続けてきたが、これは今も真理だと確信している。
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