トルコ語学習2019/03/23 15:41

トルコ語の入門書
ほぼ四半世紀前(1995)年トルコ旅行をする際、簡単な日常会話を覚えて行こうと、トルコ語入門書(「エクスプレス トルコ語」 1995年発行)を購入し一夜漬けの勉強をした。

トルコ語が、日本語と同じような言葉の並び方をする(動詞が最後に来る)ことや、日本語の「てにをは」のような後置詞があることに親近感を感じ、本気で習いたいと思った。

トルコ人の先生が主宰するトルコ語教室を見つけ、しばらくこの教室に通った。

その頃、たまたま、出張でシンガポールに行った折、英国Hugo社の「Turkish in Three Months」という入門書(1992年発行)も買った。

1997年サラリーマンを退職し、ボランティア活動に参加し始めたが、その1つに、外国人の日本語学習を援助する活動があった。

その活動を続けながら、いずれ機会を見て、トルコに再び長期滞在旅行をし、あちらで日本語を教えるボランティアをやろうと夢見た。

外国語を覚えるには、基本的な表現を暗記することだと考え、これら2冊の入門書の各章のテキスト本文の例文の丸暗記をはじめた。

一方、退職前から始まった難聴が進み、会話に支障を感じるようになった。そのため、まず、日本語教室ボランティアを止めた。日本語学習者の日本語を聞き取れないと、学習者に自信を失わせることになるからである。

難聴が進み、「この難聴では、トルコに行って、日本語を教えるボランティアなど無理」と判断し、この夢も諦めた。

しかし、せっかく興味を感じ、学習してきたトルコ語を諦める気にはならず、暗記だけ現在も続けている。

トルコ語を覚えたところで、使う機会は殆ど無い。日本に居て、トルコ語を喋ったのは、退職後参加したボランティア活動の外国人相談窓口で、トルコ人と結婚された日本人女性の方が、窓口に来られた折と、2007年に熊野古道と南紀串本を旅行した折、串本で、トルコ風アイスクリーム ドンドルマを売っていたトルコ人の方に対してだけである。しかも、「今日は」とか「さようなら」という程度の片言である。

難聴はますます進み、今は、日本語会話ですら難儀をしている。日本語でさえ難儀なのにトルコ語を喋る機会など探す気になれない。本を読めば良いかもしれぬが、トルコ語の本を辞書と首っ引きで読もうという程の意気はない。

それでも、トルコ語の暗記を止めトルコ語学習を止めてしまおうという気にもならない。

上記2冊のトルコ語入門書、購入以来24年も経過して居り、傷みも酷くなっていることや、付録でついていたカセッテテープを再生する機械も壊れてしまっており、改めて、新板を購入しようかと、インターネットで調べてみた。

「エクスプレス トルコ語」の方は、著者も変わり新板が出版されている。カセットテープではなくCDがついている。Hugo社の方は、小生の持っているものと同じものが手に入るようだが、価格がなんと2万3千円超である!

シンガポールで買ったときいくらだったかは覚えてないが、本には定価が3.95£と書いてある。2万円もしたなら、多分買ってないはずだ。

新版も発行されているが、こちらは、1万円弱。旧版のほうが圧倒的に高い。旧版はそれだけ評判の良い本だったとことだろうか。新板でも1万円弱。高い!

流石に、1万円あるいは2万円も出して購入し直そうという気にはならない。「エクスプレス トルコ語」の新版にしようかと考えている。

とはいえ、喋る機会もないトルコ語を、勉強し続けることの意義を改めて考え直し始めている。